静岡県駿東郡長泉町 K様邸
ご家族構成 | 5人(ご夫婦 息子様ご夫婦 お子様) |
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間取り | (1LDK+WIC)+(2LDK+WIC+Work Room)+ Music Room |
床面積 | 49.59坪(163.95㎡) |
敷地面積 | 91.33坪(301.93㎡) |
地縄張りを行いました。建坪が30坪を超えるので地縄を見るだけでもとても大きく感じます。いよいよ地鎮祭をおこなって工事開始です。
いよいよ工事開始です。建物の東面の基礎を2mの深基礎とするため、掘削工事から始めていきます。地盤調査の際に少し緩い土だという結果が出ているので、同時に砕石への置換え工事も行っていきます。
深基礎部分の配筋が完了しました。とても丁寧に配筋してくれています。
掘削後、砕石と捨コンで基礎底盤を固め深基礎を施工しました。この上に頑丈な基礎部分を施工していきます。
深基礎部分の型枠を解体して、掘削した箇所を埋戻ししていきます。再度埋め戻す際は土ではなく、砕石に置換えて15cmごとにランマーで転圧していきます。こうすることで地盤の沈下を防ぐ狙いがあります。
基礎の前段階の捨コンが完了しました。捨コンは建物の基礎を施工するための墨出しや型枠の固定、配筋を行いやすくし基礎や鉄筋自体を土の面から隔離するために打設します。
配筋検査が無事、合格となりました!指摘事項もなく、きれいに配筋されています。いよいよ打設していきます。
基礎ベースコンクリートの打設後、返し枠を立てて立上りコンクリートの打設まで完了しました。家の土台を基礎に緊結するためのアンカーボルトも通り良く配置されています。
基礎の立上り部分にレベラーモルタルを流し込みました。レベラーは建物の土台と基礎の接地面を均一な高さかつ、平滑にする為の物で、木軸組とコンクリート基礎を密着させて一体にするための大切な役割を果たします。一見、簡単そうな作業ですが、量が多すぎても少なすぎても均一にならない為、重たいバケツを慎重に傾けながら少量ずつ流して行くのは結構大変で技のいる作業です。大事な工程の一つ一つを、職人さんが頑張ってくれています。
基礎の型枠解体が完了しました。欠けやズレも無くしっかりした基礎が出来上がりました。いよいよ木工事が始まっていきます。
本日、建て方作業を行いました。天気が心配でしたがお昼前からは晴れ間がのぞき、絶好の日和となりました。柱が立ち、梁が架かってくるとボリュームがでて建物の大きさが実感できます。明後日はいよいよ上棟です。K様にも建物の広さを実感していただき、きっと喜んでいただけるはずです。
本日、上棟式を執り行いました。また、一段と気を引き締めて安全に工事を行って参ります。本日はおめでとうございます。
無事、上棟も完了し構造的な部分の工事が進んでいます。外壁面は面で構造耐力を発揮するダイライトを貼り付けていき、梁、柱には構造金物の取り付けが完了しました。地震や台風などの災害に負けない頑丈な家を造っていきます。
内外ともに壁の下地材の張り込みが進み、部屋の形が空間として体感できるようになってきました。K様のお家は地震や風圧に耐えるための耐力壁のほとんどをボードにより面でとっています。筋交いで耐力を確保することも多いですが、面でも十分な耐力を確保することが可能です。外壁の仕上げが左官仕上げなのでモルタルの下地も兼ねています。
外部の防水シートを張り終え、サッシの取り付けも完了し内部の造作工事が進んでいます。壁と天井に断熱材を施工しクロス下地のボードの張り込みが始まっていきます。大工さんの作業もスピーディーで順調に進行しています。
天井の仕上げ材にピーリング材を使用しました。薄いタモ材が貼ってある材料で表面の質感も良く、デザインのアクセントになります。リビングの勾配天井一面にピーリング材を貼り、木の風合いがよく出ています。
外壁を左官の塗り壁で仕上げる為の前段階として、モルタルで下地を造っていきます。クラックを最小限に抑えるためのメッシュをモルタルの中に塗り込みながら、大人数で素早く作業を行っていきます。職人が手作業で造り上げる壁は表情豊かで風合いも良く、外観の印象をより一層良くしてくれます。
造り付けの造作家具の設置を行いました。家具職人がその家のその場所に合うように製作するので、ぴったり納まります。写真の棚はサッシの下枠に一体となるように造作されています。表面も無垢材なので木の質感が美しく、手触りも木の優しい感触が直に伝わってきます。
いよいよ外壁の左官仕上げです。外壁の左官仕上げは大人数でスピーディーに仕上げていくため、いつも見ていて仕事のパワフルさを感じます。しかし仕事は繊細でよく考えられています。モルタル下地を造ってから出来るだけ長く養生期間を取り、仕上げる前に出来るだけ乾燥させて細かいクラックを入れさせます。そうすることで仕上げてからのクラックを最小限に抑えられるよう工夫されています。
外装工事も大詰めです。外壁の仕上げが完了し、樋の取り付けも終わりました。K様邸の雨樋はガルバリウム鋼板製で、表面の塗装がマットでシンプルなデザインの物を選定しました。ジョイント部分もスッキリとしていて耐久性も塩ビの物に比べて高く、おススメです!
内装工事はクロス貼りが進んでいます。壁と天井の下地をパテ処理した後、手際よくクロスを貼り込んでいきます。K様邸は部屋が大きく天井面も大きいので二人掛かりで一気に張り込んでいく事で綺麗に仕上がっていきます。
外部の仮設足場を解体しました。少し雨が降ってきてしまいましたが、職人さんの頑張もあり無事、解体が完了しました。外観が姿を現し外構工事を残すのみとなります。
受電も完了し、細かい箇所も仕上がってきました。日が落ちて照明をつけると、真っ白なクロス、木質の天井がとてもいい雰囲気です。いよいよ竣工致します。
K様邸、無事竣工致しました。明日はお引渡しです。これから新しいお家で、新しい生活が始まります。私たち、みらい建築工房もメンテナンス等で御邪魔することもあるかと思います。末永く、宜しくお願い致します!竣工、おめでとうございます!