富士宮市 M様邸
ご家族構成 | ご夫婦 |
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間取り | 3LDK+ミニハウス |
床面積 | 21.04坪(69.56㎡)+3.96坪(13.10㎡) |
敷地面積 | 56.08坪(185.35㎡) |
工事着工前、まず現地での調査を行います。隣地との境界や見切り、敷地内の高さなど。お役所への申請も含め、全ての工事のスタートがここからになります。
写真は基礎工事の職人さんによる掘削作業の様子です。根切り後、砕石を敷き込み土台となる基礎の下地を作っていきます。
当物件は住居+ミニハウスの構成となる為2か所基礎工事が必要となります。ミニハウスには逆ベタ基礎を用いりました。今回の工法はメリットも多く、工期の短縮や断熱性の向上、基礎が建物全面と一体化しているので地震時の影響も少なくなります。床の仕様が金ゴテ仕上げとなる為、さらに工期の短縮へとつながります。
基礎の打ち込み、枠のバラシも終え翌々日には上棟も控えています。本日は仮設足場の組立です。朝早くからの作業、本当にご苦労様です。
天候にも恵まれ、無事に本日を迎えることが出来ました。雲一つない快晴の青空の元、棟梁の指示でテンポよく組みあがる様は大変気持ちのいいものです。加工された鉄骨階段もこの段階で据え付けです。分譲地ゆえ、隣接するご近所様にもご協力頂き念願の上棟です。
今回は現し天井仕上げとなり、外張り断熱工法の選択です。メリットとして気密性や断熱性の向上により外気温の影響を受けにくく省エネ効果も期待できます。結露の抑止にもつながり、家の寿命への影響も少なくなります。
下から見上げる大きな三角屋根の作りが特徴的です。続いての工程は、外壁の下準備として透湿防水シートで家を丸ごと覆うように張っていきます。今回は2種類の外壁材を用い、レッドシダーと板金加工で仕上げます。
本日は中間検査となり監査委員さんが項目に沿ってチェックを行います。検査も無事終え、内部の大工造作工事もスピードアップです。
防腐処理を施した杉の木を外壁材として使用します。レッドシダーの自然な風合いは今回のコンセプトの象徴です。床や壁も無垢の栗板やヨーロッパからの輸入材を厳選しこだわりました。
ロフト部にあたる壁の断熱材充填経過です。隙間なく綺麗に施工され見事。何の心配もありません。
板金屋さんによる屋根の葺き込みから、外壁までをガルバリウム鋼板で施工します。板金葺きを選択し屋根から同素材による施工でインダストリアルな景観に仕上がっていきます。お客様のご要望と合致し仕上がりに期待です。
リビングの壁一面にはブリックタイルを貼ります。写真は施工経過ですが、仕上がりは圧巻の一言です。職人さんの技が光る見事な空間になりました。後の完成事例でアップしますのでご期待ください。
漆喰には様々なメリットがあります。湿度を自然に、適度に調節すること。調湿効果があるということはカビが発生しにくく、一年を通して湿気を吸収・発散することで、居心地の良い居住環境を保つことができること。メンテナンスも容易で、また経年劣化を風合いとして楽しむこともできます。一般的なビニルクロスと比べると多少割高な為、ご家族で過ごす時間の多いリビングだけを漆喰にするなど工夫してみても良いかもしれません。
内部の造作工事も大詰めに差し掛かり、仮設足場の撤去も終え全景をおがめるようになりました。エクステリアも作業開始です。ミニハウスと住居空間をアウトリビングでつなぐことで新たな間ができ、ここにも一つ団らんの場所が増えました。まもなく完成です。